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　ゴルフ場批判が吹き荒れたのはいつ頃だっただろうか。私は考えた。
　「ゴルフ場って、本当に自然破壊なのか」。
　ゴルフ場と言えば森林を破壊して作り、生態系を目茶苦茶にする存在だった。いわば森の敵。しかしゴルフ場を批判するなら、ちゃんと検証する必要があることに気がついたのだ。同時に、勘が働いた。みんなが同じ意見を持つものほど、事実は隠れてしまうということに。
　そしてゴルフ場の自然に関する資料を集め、また取材を重ねた。だが、なかなか発表舞台は見つからなかった。バブル崩壊後の不況が深刻化してゴルフどころではない世相もあったのだろう。そこにゴルフ場の自然について論じても、読者がついて来ない。
　　しかし、２００６年以降、男女とも若手のプロゴルファーの活躍によって、ようやくゴルフブームが再到来したこともあって、日の目を見る可能性が出てきたのである。そこで再び取材を積み重ね、形にできる日が来た。
2009年9月にちくま新書の一冊として世に問うた。そして改訂版を2015年12月に電子本『ゴルフ場に自然はあるか？　つくられた「里山」の真実』として出版。　ご笑覧あれ。

経営者向けのゴルフ専門誌に連載したゴルフ場に関するエッセイを収録。　あくまでテーマは「ゴルフ場」であって「ゴルフ」ではないことに気をつけてほしい。

「ゴルフ場環境論」セミナー１

「ゴルフ場環境論」セミナー２

「ゴルフ場環境論」セミナー３

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「ゴルフ場環境論」セミナー６

夢みる森林ジャーナリスト

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